認知症(Demenz)について【Vol.1】

 今後の日本の高齢者社会を考えるにあたり、「認知症」は最も切実で重要な疾患になっていくと思われます。

 

訪問介護事業所としても、介護保険サービスの中での認知症利用者の割合が在宅復帰の厚労省の施策により、劇的に増加傾向に推移していくでしょう。

各ご家族様に取っても、地域社会の皆様に取っても、真摯に前向きに「認知症」と対峙し理解していく時代に突入しようとしていると言っても過言ではありません。

 

私共も認定調査員としても、ケアマネジャーとしても、訪問介護のサービス従事者としても、より一層の認知症に対する理解と造詣が求められています。

 

 

今回は、皆様方と一緒に「認知症」に対する基礎知識を勉強して行きたいと思っております。数回に分けて連載していきます。最後までお付き合い下さいます様お願い申し上げます<m(__)m>

 

 

 

 

 

⓵日本における認知症は極めて増加傾向にあります!

 

 

「2005年(平成17年)の国勢調査」に基づく「2055年までの将来の人口推計」によると合計特殊出生率が1,26、平均寿命が男83,67歳、女90,34歳へ伸びるとされ高齢化率が約40%となるといわれる。

現在の支え手側と支えられる側の比率が3人で1人を支える形だったのが、1,2人で1人を支える(20歳から64歳で支える)超高齢化社会を迎える。
現在の高齢化率は すでに20,8%となっている。

 

2015年には「ベビーブーム世代」が高齢期に達し、2025年にはさらに後期高齢者を迎え3500万人に達する。

一人暮らしの高齢者の方が増え、以前のように身体ケアだけでなく認知症の発症が320万人の9,3%に達するくことから 認知症への対応が重要視される。

 

その認知症というのは実は 症状名でありその中でももっとも頻度の高い原因は アルツハイマー型認知症です。次に多いのが脳血管性認知症です。これは血管の異常が原因で起こる認知症です。さらにレビー小体型認知症や前頭側頭型認知症があります。現在、要介護認定者のおよそ2人に1人は認知症である。

以下の分布図のようにアルツハイマーが認知症の原因としては多いが、治療可能な認知症もあることから、早期発見がとても大切です。

 

 

 

【認知症の分布図】

 


 

以下は原因疾患による認知症のおおよその分類

  • 血管性認知症:Vascular dementia (VaD)
    • 多発梗塞性認知症広範虚血型(Binswanger型白質脳症を含む)
    • 多発脳梗塞型
    • 限局性脳梗塞型
    • 遺伝性血管性認知症:CADASILなど
  • 変性性認知症
    • アルツハイマー型認知症:Alzheimer's disease (AD)
      短期記憶障害をはじめとする認知機能障害により日常生活や社会生活に支障をきたし、緩徐な進行と、局所神経症候を伴わない事が病態の基本となる。
    • (びまん性)レビー小体病:Dementia of Lewy bodies (DLB)
      幻視・認知機能の急激な変動などが特徴的なの認知症。パーキンソン病で見られるレビー小体が脳内に認められ、パーキンソン病の症状も見られる。認知症を合併したパーキンソン病との境界はあいまいである。
    • パーキンソン病:Parkinson's disease (PD) with dementia
    • 前頭側頭型認知症:frontotemporal dementia (FTD)
      かつてピック病と呼ばれていた若年性で初期から性格変化をきたす認知症は現在はFTDと呼ばれている。また広義の概念として前頭側頭葉変性症FTLD:Frontotemporal Lobar Degenerationがあり、意味性認知症 Semantic Dementia (SD)や進行性非流暢性失語 Progressive nonfluent aphasia (PNFA) (特発性進行性失語 Primary progressive aphasia (PPA) と近縁)、進行性核上性麻痺: Progressive supranuclear parsy (PSP) なども含まれる。
    • ハンチントン病: Huntington disease (HD)
  • 感染
    • クロイツフェルト・ヤコブ病
    • HIV関連認知症
  • 治療可能なもの(いわゆる`treatable dementia')
    • 慢性硬膜下血腫
    • 正常圧水頭症
    • 甲状腺機能低下症

 

一口に「認知症」と言いましても、これほどの種類と原因となる疾患があるのです。

ここでは、代表的な「アルツハイマー型」「脳血管性認知症」に絞って調べて行きましょう!

 

 

                           (Vol.2に続く…)

 

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    Centrifugal Juicer (月曜日, 29 4月 2013 17:00)

    This is a great article! Thanks for sharing with us!

☆ご挨拶☆ (play押して下さい!)

お問い合わせ

open-heart@orange.plala.or.jp

 ☎06-6748-8077

fax 06-6748-8087

 


ブログパーツUL5 count start 2012.3.01